A.ナナハンは材質が亜鉛、ガルバリウムは亜鉛+アルミニウムです。
先日現地調査にお伺いした住民様よりご質問いただきました。
共生財団の外壁工事を行うにあたり、新しく張る外壁材を何にするかの相談をしていたところ、ガルバリウム鋼板とナナハンのサンプルを見た住民様が「この2つはどこが違うんですか?」と。どちらも「鋼板サイディング」という名称で共生財団の外壁工事の素材として認められています。
ナナハン=溶融亜鉛メッキ鋼板
組成は亜鉛100%
比重7.1g/㎡
ガルバリウム=ガルバリウム鋼鈑
組成は質量で考えると亜鉛43%、アルミニウム55%、シリコン1%、
容積で考えると亜鉛19%、アルミニウム80%、シリコン1%
比重3.69g/㎡
双方裏側に発泡素材(硬質プラスチックフォームと硬質ウレタンフォームなど)が付いています。=遮音性と断熱性があります。
見た目にはナナハンはちりめん様(女性にはわかりやすいでしょうか)、ガルバリウムはストライプ(凹凸のある縞)という感じです。
ガルバリウムはシャープでスタイリッシュ、ナナハンはつつましやかに目立たずもとからそこにあったかのように自然に存在するという感じでしょうか?
ガルバリウムの方が一般的な亜鉛メッキ鋼板に比べ耐久性・熱反射性・耐熱性に優れ、3~6倍の寿命があるそうです。(たぶんお値段はそれなりだと思いますが、申請手続き上は双方同じ素材として扱われ、助成金を算定する上での単価は同じです)